野宿に近いツーリングキャンプ
最も多く趣味で野宿を楽しんでいるのは、バイクでのツーリングの時かもしれません。特に夏季にバイクツーリングと併せてキャンプを楽しむ人は実に多く、仲間も大勢いれば、その楽しさは倍増するでしょう。
バイクはフットワークが軽いので、旅を自由に楽しめるのが魅力で、キャンプツーリングなら、宿へのチェックインを気にする必要もありませんし、走りたいだけ走って、休みたくなったらテントを張るというような気ままな旅ができます。こんな旅はクルマや公共交通機関ではまずできません。
また、シーズンを外れて1人でキャンプツーリングをするなら、自分以外には誰もいないキャンプ場になる可能性が高く、こんな時にはキャンプというのは実は野宿なんだと実感するかもしれません。
また、バイクの場合は車両の積載スペースが限られているので、サバイバル性が増します。たっぷり収納できるクルマを利用すれば、十分なキャンプ道具を積み込めますが、単なる日常の場所の移動にしかならないかもしれません。
しかし、バイクは積める量が限られているからこそ、より野宿に近いワイルドな体験をすることになります。もちろんロングツーリングをするわけですから、バイクの出発前整備はしっかりとやっておくのが条件です。装備ですが、振り分け式サイドバッグ(着替え、レインウェア、食料品)、タンクバッグ(財布、携帯電話、頻繁に取り出す小物)に、ショルダーストラップのあるバッグ類もあると便利です。
ウェアは、撥水&防水性能のあるブルゾンがお勧めで、インナーが取り外し可能なら、温度調節ができるので、もっといいでしょう。レインウェアは、シーム加工がある着脱式フードタイプが適しています。ブーツカバー&グローブカバーもあった方がずっと快適になります。